カテゴリー「映画・テレビ」の260件の記事

2016年12月11日 (日)

ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気(原題:Freeheld)

Flyer_inbox320_169698

2015年アメリカ、103分。
監督:ピーター・ソレット
出演
ローレル・へスター:ジュリアン・ムーア
ステイシー・アンドレ:エレン・ペイジ
デイン・ウェルズ:マイケル・シャノン
スティーヴン・ゴールドスタイン:スティーヴ・カレル
トッド・ベルキン:ルーク・グライムス
ブライアン・ケルダー:ジョシュ・チャールズ

20年以上刑事として働いているローレル。ある日、ステイシーという若い女性と出会い、恋に落ちる。年齢も、取り巻く環境も異なる二人だったが、徐々に関係を築いていき、郊外に中古の一軒家を買って一緒に暮らし始めることに。しかし、ローレルが病に冒されていることが発覚し、余命半年という宣告を受けてしまう。自分がいなくなった後も、ステイシーが、二人の大切な家で暮らしていけるよう、遺族年金を遺そうとするローレル。だがそれは、同性のパートナー同士では法的に認められなかった。病と闘いながら、権利を求め、制度の改正を求め闘う決心をしたローレルの訴えは、やがて社会的なムーヴメントへと拡大していく。

新宿ピカデリーで。
泣けると評判の「この世界の片隅に」「聲の形」「マイ・ベスト・フレンド」がどれも泣けなかったので、「湯を沸かすほどの熱い愛」で今年分の涙は出し尽くしたのかと思ってたけど、この映画では魂を揺さぶられて号泣しました。実話らしく、エンディングでは本人達の写真が出てました。いろんな愛のかたちがあるんだなあ。ただ自分に正直に生きて、普通に暮らしていく事だけを望んでいるのに、社会には認めてもらえない。知り合いとかに同性愛者がいないので、理解できない事も多いけど、少数派が社会で生きていく苦しみを感じました。人間社会というのは、こういう人達によって、こうやって作られてきたんだなと思わせられる作品でした。

ジュリアン・ムーアが出ている作品はよく見るけど、今作でも強い女性を最後まで全力で演じていました。実際に同性愛者であるエレン・ペイジは、ボーイッシュな役柄を自然に演じていて、本人にとっては一番思い入れの強い作品になった事でしょう。マイケル・シャノンは、強面なので変人や悪人役が多いイメージがあるけど、一番頼りになる存在でした。胡散臭さ全開のスティーヴ・カレルも良かったです。

2016年11月16日 (水)

ミュージアム

320

2016年日本、132分。
監督:大友啓史
原作:巴亮介
出演
沢村久志:小栗旬
沢村遥:尾野真千子
西野純一:野村周平
菅原剛:丸山智己
秋山佳代:田畑智子
橘幹絵:市川実日子
沢村久志の父:大森南朋
岡部利夫:伊武雅刀
関端浩三:松重豊

現場に謎のメモが残される猟奇殺人事件が矢継ぎ早に発生するが、その事件は雨が降る日のみ起こっていた。一連の事件の関連性を察知した沢村刑事は、自分の妻子が狙われていることを知る。やがて、カエルのマスクをかぶったカエル男の存在が浮かび上がり、犯人に近づいていく沢村だったが、カエル男の仕組んだ罠にはめられ窮地に陥る。

ハーヴェストウォークで。
前半はドキドキハラハラ緊張感があって良かったけど、終盤の監禁中がちょっとダレた。結末は予想とは違ったし、いろいろ想像力を掻き立てられるラストも良かった。橘幹絵が実際はものすごく事件に関わってそうだけど、その描写がほとんどないのでいろいろ想像してしまう。残忍な殺しが多い割に、あまりグロさは感じなかった。実際に殺す瞬間の画がなかったからかも。カエル男役の俳優はテレビの宣伝で知ってしまったので、知らずに見たら別の驚きがあったかもしれない。

カエル男は良い悪役ぶりだったけど、刑事役が型にはまりすぎててあまり特徴がなかった。家庭を顧みず妻に愛想を尽かされ、感情的で勝手な単独行動。フィクションものの刑事そのもの。「今なんつった!?」「じゃなくて、その前!」っていうセリフ、マンガや映画でよく見るけど、なんなんだろう、このめんどくさい言い回し。

2016年11月12日 (土)

スター・トレック BEYOND

3201

2016年アメリカ、122分。
監督:ジャスティン・リン
出演
ジェームズ・T・カーク:クリス・パイン
スポック:ザカリー・クイント
レナード・“ボーンズ”・マッコイ:カール・アーバン
ウフーラ:ゾーイ・サルダナ
モンゴメリー・スコット:サイモン・ペッグ
ヒカル・スールー:ジョン・チョー
パヴェル・チェコフ:アントン・イェルチン(2016年6月19日満27歳没)
ジェイラー:ソフィア・ブテラ

カーク船長率いるエンタープライズ号は、未踏の星に不時着した探査船を捜索していた。すると突然、謎の異星人・クラールがエンタープライズ号を襲撃。カークたちは脱出するも、艦は墜落し、クルーは散り散りになってしまう。不時着した見知らぬ惑星で、カークは約100年前に消息を絶ったエディソンが乗艦していたフランクリン号を発見。そこには、あるものが残されていた。

ジャック・リーチャーに続いてTOHOシネマズ宇都宮のMX4D+3Dで。
半分くらい寝てしまった。前2作はおもしろかったけど、寝てしまうということは、それほど作品に引き込まれなかったのでしょう。今回、クルーがペアになって行動していたこともあり、あまりチームワークを感じられなかったし、カークが活躍していたのも最後くらいだったかも。ジャック・リーチャーに比べれば4Dの効果は感じられたけど、3Dの効果はあまり感じませんでした。

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK

320

2016年アメリカ、116分。
監督:エドワード・ズウィック
出演
ジャック・リーチャー:トム・クルーズ
スーザン・ターナー少佐:コビー・スマルダーズ
サマンサ:ダニカ・ヤロシュ
ハークネス将軍:ロバート・ネッパー
ザ・ハンター:パトリック・ヒューシンガー

アメリカ軍の優秀な秘密捜査官だったものの、今では街から街へとあてもなくさまよう生活を送っているジャック・リーチャー。ある店でトラブルに見舞われた上に保安官に連行されそうになった彼は、自分をめぐる何かしらの陰謀が動きだしているのを察知する。やがて彼は、元同僚であったターナー少佐を訪ねるが、彼女がスパイ容疑を掛けられて逮捕されたことを知る。ターナーを救い出して共に事態の真相を追ううちに、軍内部に不穏な動きのあることをつかむが。

TOHOシネマズ宇都宮のMX4Dで。
うーん、つまらなくはないし眠くもならなかったけど、やっぱりMIシリーズと比べてしまうと全てにおいてショボい。前作の方がおもしろかった。トム・クルーズだからある程度客も入るんだろうけど、並の俳優がやってたら悲惨な客入りになりそうだ。主人公はめちゃくちゃ強いわけでもないのに、屈強な男達が手刀程度で気絶してしまうのも白ける。最後のサマンサの言葉はちょっと泣けそうだったけど。予想はしていたけど、4Dで見る意味無し。

2016年11月 8日 (火)

永い言い訳

Cast_pc

2016年日本、124分。
監督・原作・脚本:西川美和
出演
衣笠幸夫(津村啓):本木雅弘
衣笠夏子:深津絵里
大宮陽一:竹原ピストル
大宮ゆき:堀内敬子
大宮真平:藤田健心
大宮灯:白鳥玉季
岸本:池松壮亮
福永:黒木華
鏑木:山田真歩

人気小説家の津村啓こと衣笠幸夫の妻で美容院を経営している夏子は、バスの事故によりこの世を去ってしまう。しかし夫婦には愛情はなく、幸夫は悲しむことができない。そんなある日、幸夫は夏子の親友で旅行中の事故で共に命を落としたゆきの夫・大宮陽一に会う。その後幸夫は、大宮の家に通い、幼い子供たちの面倒を見ることになる。

ハーヴェストウォークで。
まるで子育てパパのドキュメントを見ているような。モックンのいろんな演技が見れて感心しました。すごい俳優になったなー、と。なんかクールなイメージがあったので。子供2人と父親もリアルな演技で良かったです。アレルギー時の子供の顔がちょっとグロくてひいた。実際あんなんなってしまうのだろうか。

「湯を沸かすほどの熱い愛」のインパクトが強すぎて比べるのは酷だけど、この作品も泣けるところあったし良い映画でした。最近、邦画が面白くて洋画を見る気になれない。

2016年11月 4日 (金)

湯を沸かすほどの熱い愛

Img_7789

2016年日本、125分。
監督・脚本:中野量太
主題歌:きのこ帝国「愛のゆくえ」
出演:
幸野 双葉:宮沢りえ
幸野 安澄:杉咲花
幸野 一浩:オダギリジョー
向井 拓海:松坂桃李
片瀬 鮎子:伊東蒼
酒巻 君江:篠原ゆき子
滝本:駿河太郎

1年前、あるじの一浩が家を出て行って以来銭湯・幸の湯は閉まったままだったが、双葉と安澄母娘は二人で頑張ってきた。だがある日、いつも元気な双葉がパート先で急に倒れ、精密検査の結果末期ガンを告知される。気丈な彼女は残された時間を使い、生きているうちにやるべきことを着実にやり遂げようとする。

フィーダーのライヴ前に新宿バルト9で。
いやー、泣いた泣いた。長女の勇気あたりから最後までほとんど目が濡れてた。今まで見た映画で一番泣いたかも。余命ものって大体泣けるけど、余命どうこうという以外に泣けるポイントが多すぎた。鮎子ちゃんが可愛すぎる。あんな娘がいたら死ぬ気で働けるわ。人間って、死ぬ時に寂しくないように家族を作るのだろうか。
主題歌もシューゲっててかっこ良かったです。

2016年10月16日 (日)

ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK - The Touring Years

Thebeatleseightdaysaweek486x720_2

2016年イギリス、140分。
監督:ロン・ハワード
出演
ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター
シガニー・ウィーヴァー、ウーピー・ゴールドバーグ、エルヴィス・コステロ、浅井慎平

ザ・ビートルズのツアーを追ったドキュメンタリー。キャリア初期のリバプール時代から、1963年に始まった15か国90都市をめぐるツアーの様子や、サンフランシスコのキャンドルスティック・パーク公演までを描く。さらに、関係者へのインタビューや貴重な秘蔵映像も織り交ぜ、彼らの楽曲の変遷や人気の秘密を探っていく。

TOHOシネマズ 宇都宮で。
真新しいエピソードはそんなになかったけど、インタビュー中に某メンバーが某メンバーの頭を灰皿代わりにしているのは衝撃映像でした。逆ならまだわかるけど。監督の頭を撫でたりするメジャーリーガーといい、欧米人の年長者への接し方の感覚っていまだによくわからない、、、
ビートルズのライヴ映像を見る度に思うのは、やっぱり「Rubber Soul」以降の曲のライヴ演奏を見てみたかった。ビートルズの本当にすごいのはここからだから。

2016年10月15日 (土)

少女

Photo

2016年日本、119分。
監督:三島有紀子
原作:湊かなえ
出演
桜井由紀:本田翼
草野敦子:山本美月
牧野光:真剣佑
滝沢紫織:佐藤玲
小倉一樹:児嶋一哉
高雄孝夫:稲垣吾郎

親友の死体を目撃したという転校生の話を聞いて以来、由紀は人が死ぬ瞬間を見たいと思うようになる。高校2年生の夏休みに小児科病棟でボランティアを始めた彼女は、余命わずかな少年たちに近付き自らの願望をかなえようとする。一方、由紀の親友でかつていじめを受けた敦子は、人が亡くなる瞬間を見れば生きる気力を取り戻せると考え、老人ホームでボランティアを始める。

シネマロブレで。公開2週目の土曜日なのに、まさかの1人貸切。毎度の事ながら、なぜこの映画館やっていけるんだろう、、、
原作者のデビュー作「告白」が衝撃的だったのでハードル上がっていたせいか、それほど衝撃的なシーンもなくちょっと拍子抜けでした。原作読んでないので、ちょっとよくわからない部分もありましたが。本田翼という子はCMとかでよく見かけますが、演技を見るのは多分初めてです。ニコニコ元気なイメージがありましたが、ずっと死んだ目をしたままの表情が素晴らしかったです。子供と接している時の笑顔との二面性も良かった。小島が普段のままのようなキャラで違和感なかった。稲垣吾郎の安定の変わらぬ髪型。挨拶が「ごきげんよう」なんて学校、本当にあるのだろうか。

2016年10月10日 (月)

オーバー・フェンス

320

2016年日本、112分。
監督:山下敦弘
原作:佐藤泰志
出演
白岩義男:オダギリジョー
田村聡:蒼井優
代島和久:松田翔太
森由人:満島真之介
原浩一郎:北村有起哉
尾形洋子:優香

これまで好きなように生きて来た白岩は妻にも見放され、東京から生まれ故郷の函館に舞い戻る。彼は実家に顔を見せることもなく、職業訓練校に通学しながら失業保険で生活していた。ただ漫然と毎日を過ごしてしていた白岩は、仲間の代島の誘いで入ったキャバクラで変わり者のホステス・聡(さとし)と出会う。

テアトル新宿で。
ドロドロしてたようで爽やかに終わったような。蒼井優が演じる聡のメンヘラっぷりが怖いくらいにすごかった。オダギリジョーはいつもの感じだったけど、若い娘達に語るシーンは狂気じみていて良かったです。そもそも、あの2人がお互いのどこに惹かれ合うのかよくわかりませんでした。衝突が多そうなカップル。職業訓練校って未知の世界だけど、なんか刑務所みたいな雰囲気ですね。男だけの世界ってどこもあんなもんか。慣れれば楽しいのかもしれないけど。

2016年10月 4日 (火)

ハドソン川の奇跡(原題:Sully)

320

2016年アメリカ、96分。
監督:クリント・イーストウッド
出演
チェスリー・"サリー"・サレンバーガー:トム・ハンクス
ジェフ・スカイルズ:アーロン・エッカート
ローリー・サレンバーガー:ローラ・リニー
チャールズ・ポーター:マイク・オマリー
ベン・エドワーズ:ジェイミー・シェリダン
エリザベス・デイヴィス:アンナ・ガン
マイク・クリアリー:ホルト・マッキャラニー

2009年1月15日、厳冬のニューヨーク。160万人が住むマンハッタン上空850メートルで突如制御不能となった飛行機を、ハドソン川に不時着させ、“乗員乗客155名全員生存”という驚愕の生還劇を成し遂げたサレンバーガー機長。だが、奇跡の裏側では、機長の判断をめぐり国家運輸安全委員会の厳しい追及が行われていた。

小山シネマハーヴェストで。
クリント・イーストウッド×トム・ハンクスというコンビで外すわけもなく、緊張感の中にも軽くユーモアがあり、もちろん面白かったです。
邦題からすると、飛行機の不時着水で全員無事だったのがいかに奇跡的な事なのかを、乗員乗客たちの人間ドラマを交えながら描くようなのを想像していたけど、主題は機長と国家運輸安全委員会(NTSB)との論争でした。NTSBともあろう機関が、人的要因を考慮していなかったのはちょっとお粗末に感じたけど、大勢の命が関わる事案だけあって、これくらい厳しく問い質すのは当然の事なんでしょう。

それにしても、ベテラン機長の咄嗟の判断力と、着水後に最後まで機内に残る責任感には感服しました。人の命を預かったり救ったりする職業の人達って本当にすごいと思う。今後飛行機に乗る時には、機長や乗員への感謝の気持ちを忘れません。飛行機に乗った時にこういうことが起きないとは限らないので、「Brace! Brace! Heads down! Stay down!」という意味は覚えておきます。

そして、エンジン停止の原因が鳥って、、、ネットを張るとか、何か対策はないものなんでしょうか。鳥側からしたら、惨殺事件ですよ、これ。人間が勝手に鳥の世界(空)に侵略したんだから、鳥達の事も考えてあげないと。

より以前の記事一覧